2016/09/08

#17. ジョン・サール: 意識 ― 私達人間に共通するもの



翻訳ウラ話


言語学とコミュニケーション学を学んだ身としては「わ、speech actの人だ」という感じで素通りできず、ついタスクを取ってしまいました。…が、大変でした。訳しながら、わかったようなわからないような、わかったと思った途端にわからなくなるような体験をしました。特に8:50あたりでは何が「原因」に該当するのかがなかなか理解できず、他の担当者に図を描いて説明してもらいました。とほほ。

著名な研究者らしく、立場が非常に明確で、持論をどんどん展開していきます。「言いたいこと言っているなー」と感じられるところは、日本語でも遠慮のない表現を選ぶようにしました。



英語学習のヒント


TEDxCERN(欧州原子核研究機構で行われたイベント)という背景もあり、科学や研究などの知識を備えたオーディエンス向けの講義という雰囲気です。上述のとおり、内容が高度なので多少英語がわかる程度では太刀打ちできない部分があります。英語学習としては、理解できるところを拾う程度に留めておくことをお勧めします。


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ジョン・サール: 意識 ― 私達人間に共通するもの

Japanese translation by Kazunori Akashi, reviewed by Emi Kamiya

哲学者ジョン・サールが意識の研究を擁護する主張を展開します。また、真剣な意識の研究に対する反論を体系的に論破していきます。認識の原因となる脳内の処理過程がわかるにつれて、意識を生物学的現象と考えることが重要になります。またサールは、意識を大規模なコンピュータ・シミュレーションと捉える意見を否定します。(TEDxCERNにて収録)

(2013/9/21 字幕公開)

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