翻訳ウラ話
内容がわかりやすく短い作品だったので、あっという間に訳し終えてしまいました。「訳しにくい」がテーマなのに訳しやすいというのはおもしろいですね。
英語学習のヒント
英語学習者は、この機会に自分の「you」の使い方を振り返ってみてください。日本人学習者が苦手とする「you」の使い方の1つに、「Generic you」と呼ばれるものがあります。たとえば外国人が一般的な日本人全体を指して「you」と言っているのに、自分一人に対してだと受け取ってしまい、話がこじれることがあります。
また、これは言語学の範疇ですが、日本語の「you」について考えてみても良いでしょう。講師は日本語を知っている人なのですが、ビデオでは日本語について触れていません。日本語の「you」は、ビデオで紹介されている「T-V」や「Pro-drop」といった特徴の他にもややこしい事情がたくさんあって、数分のビデオにはとても収まりません。"Japanese you"などのキーワードで検索すると情報がたくさんでてきますから、読んでみてください。もちろん、"Japanese I"も奥の深い世界ですよ。
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最も訳しにくい語の話 ― クリスチャン・アパルタ
「you」は一見シンプルですが、実はどんな状況で使われているのかをしっかり見極めないと、なかなか正確には訳せない語です。さまざまな言語の例を挙げながら、なぜ訳すのが難しくなってしまうのか、その特別な理由をクリスチャン・アパルタが解説します。
(2016/9/16 字幕公開)
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