2016/09/25

#31. サラ・ルイス: 「あと一歩」を大事にしよう



翻訳ウラ話


人名がたくさん出てくるので、1つ1つのカタカナ表記を調べ、複数の例がある場合にはどちらが良いか選ぶのに手間がかかりました。また、アーチェリーのルールや用語に馴染みがなかったのでネット上に出ている情報を頼りに「行射」などの用語を確認しました。TED翻訳では通常ヤード・ポンドをメートルに換算していますが、スポーツによっては日本でもヤード・ポンドを採用している場合があるので、この作品内では「ヤード(m)」「ポンド(kg)」のように併記しています。講演内容そのものは理解しやすく、短時間で訳し終えました。



英語学習のヒント


発音の明瞭さは標準的で、比較的ゆっくり話しているので聞き取りやすいのではないでしょうか。文が短く、エピソードごとの区切りがはっきりしているので、内容理解の面でも扱いやすいでしょう。

字幕オフで「だいたいわかった」→日本語字幕オンで「わかった」まで進んだら、トランスクリプトまたは英語字幕を使って、知らない単語を拾ってみましょう。「わかっているつもりだったのに、改めて見てみると意外と知らない語が多いな」と思われるのではないでしょうか。辞書を引いて意味を確認してください。芸術関係者らしく、叙情的で豊かな表現がふんだんに使われています。


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サラ・ルイス: 「あと一歩」を大事にしよう

Japanese translation by Emi Kamiya, reviewed by Yumi Wagatsuma

美術史家のサラ・ルイスは、最初に就いた美術館での仕事中、ある芸術家の研究から重要なことに気づきました。それは、「すべての作品が完全な傑作というわけではない」ということです。彼女が私たちに問いかけるのは、私たちの人生における「ほぼ失敗」や「あと一歩」の役割です。成功や熟達の追求において私たちを突き動かしているのは、実はこの「あと一歩」なのでしょうか。

(2014/7/23 字幕公開)

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