2016/08/15

#2. エイミー・カディ 「ボディランゲージが人を作る」



翻訳ウラ話


私がTED字幕翻訳チームに入るきっかけとなった講演です。いつどこでこの講演を見たのかは覚えていませんが、当時、私自身がアメリカの大学院で日々感じていたことがそのまま講演者の口から放たれていて、「私だけじゃなかったんだ」と驚くと同時に、「他にも同じような人がいるかもしれない」と考え、ぜひこれを日本語に訳して広く皆さんに伝えたいと思ったのでした。その日のうちに翻訳チームに応募し、加入してさっそくこのタスクを探しましたが見つからず、数日後にレビュータスクが現れたので急いで取った記憶があります。のちに再生回数歴代2位(参照)の大人気になるとも知らず。いま思うと、若気の至り、新人ならではの大胆な行動で恥ずかしいですが、良い思い出です。



英語学習のヒント


発音が明瞭で難解な語は少なく、文もわかりやすいので、学習用の教材に適しています。講演というより、普段づかいの話し言葉に近いので、繰り返し聞いたり、後について言ってみる練習をしてみるのも良いかもしれません。速度は、飛び抜けて早口というわけではありませんが、学習者が真似するにはちょっと厳しいでしょう。TED関連のアプリには再生速度を変えたり、10秒単位で戻したりする機能がついているものもあるようです。活用してください。


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エイミー・カディ 「ボディランゲージが人を作る」

Japanese translation by Yasushi Aoki, reviewed by Emi Kamiya

私たちのするボディランゲージは、自分に対する他の人の見方に影響しますが、自分自身の見方にも影響します。社会心理学者のエイミー・カディは、自信のないときでも自信に溢れる「力のポーズ」を取ることで、脳内のテストステロンやコルチゾールのレベルが変化し、成功できる見込みも変わるのだと言います。

(2012/10/24 字幕公開)

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