翻訳ウラ話
教育の研究をする者として、私は日本を含む世界の国々の教育がどういう問題を抱え、どう改善し、どう報告されているかに大いに関心があります。当時、偶然にも「教育の未来」をテーマにした講演の翻訳が立て続けに私のところへ来たので、勝手に「3部作」と呼んでいました。これはその第1弾、アメリカ人がアメリカの教育の問題点を語る編です。
英語学習のヒント
さすが学校の先生という感じで、明瞭な発音、緩急や抑揚のついた聞き取りやすい英語です。話すスピードはやや速めですが、そのせいもあって話のテンポがよく、ユーモアを交えて聞き手を飽きさせません。文としても短めでシンプルな構成のものが多いので、理解しやすいでしょう。あいにくTEDxの講演には公式のトランスクリプトがついていませんが、ネット上を探すと見つかるかもしれませんので読んでみてください。また、この講演者が同じテーマを論じた本や記事は、リーディングや要約の練習に使えます。たとえばこちらの記事は特に有名なものですが、講演を聞いてから読むと内容がよくわかると思います。
一通り内容がつかめたら、英語字幕をオンにして、文字で確認してみましょう。語彙は全体的に平易ですが、ところどころ見慣れない語やイディオムが使われているのに気づくのではないでしょうか。さて、そこから? それがこの講演のテーマですよね。
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「遊びから情熱、そして目的へ」 トニー・ワグナー (TEDxNYED)
トニー・ワグナー氏は最近、ハーバード大学のテクノロジー&起業センターの初代革新教育フェローに就任しました。彼は国の内外を問わず学校や教育区、財団を対象に幅広く助言を与えています。
(2013/4/21 字幕公開)
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