翻訳ウラ話
TED-Edのビデオは5分程度と短く、内容もわかりやすいので速く訳せます。特にこのビデオについては身近な話題だったので、1時間足らずで一気に訳してしまいました。一般的なTalk(主に講演)の訳ではあり得ない速さです。
英語学習のヒント
このように「翻訳」と言っても、そもそも視聴者向けに解説する目的で編集済みの台本をナレーターが読んでいるものを訳すのと、生身の人間が自然に話すものを書き起こし、文脈や口調を考慮して訳すのとでは、難易度や手間、求められるスキルに大きな違いがあります。「通訳」についても同じで、逐次通訳と同時通訳の間にも、気軽な通訳と重大な事柄に関わる通訳の間にも違いがあることはビデオの中で説明されているとおりです。
ひとくちに「英語ができるようになりたい」と言っても、その内容は実にさまざまです。「何をしたらいいかわからない」という学習者は、自分が何をどこまでできるようになりたいか、具体的に掘り下げていくことから始めましょう。そして、自分の現在の力や使えるリソースをきちんと把握して、現実的で実行可能な目標を立て、1つずつ確実に達成していくことが大切です。
--------------------------------
2言語を同時に操る通訳者のテクニック ― エワンドロ・マガリャンエス
言語は複雑なものなので、抽象的な概念やニュアンスが翻訳によって失われてしまうと、悲惨な結果をもたらす可能性があります。言語のもつ複雑性や異文化の交錯という要素を踏まえると、甚大な意思疎通の問題が常に起きていてもおかしくありませんが、そうなっていないのはなぜでしょうか。答えの一部は、言葉の壁を乗り越えるために通訳者が身につける技能と彼らの受ける訓練にあると、エワンドロ・マガリャンエスが解説します。
(2016/6/27 字幕公開)
0 件のコメント:
コメントを投稿